過去の自分の屍を、土に埋めて朽ちゆくに任せたい。もしくは、海までたどり着く大河の流れにそっと沈め、そのまま忘れてしまいたい。


そうしなければ、何もかもがはじまらない気がする。



ACT:0 Crying Legend under the Red Moon.(別窓で表示)


夜雨激しきシェストリア首都のスラム街。紫紺の剣士と不死身の暗殺者の激闘、翻弄されるは緋色の皇子。緋色の女騎士の愁える横顔に、琥珀の忍(しのび)の嘲弄に、皇子は自らの運命と対峙する決意抱きて、ウィルシードへと旅立つ。


遠き友、蒼穹の牙将軍の青き瞳。新たな友、癒しの子の拗ねた微笑み。邂逅の果て、禁断の地下墓地で皇子を待つは黒き魔女。そして……運命(さだめ)の魔剣だった。


主人公アルスが仲間達と出逢い、恐るべきラ・ロドスと対峙し、そして魔剣レヴァス=ガルータを継承するまでの、怒濤の序幕を描く第一章。


※来春・執筆開始予定。